”こういうことをするのは、アスペルガーの悪いとこだよね”

・・・みたいな行動をする人を指摘するのはわりと簡単だし、

当事者自身も、実は頭ではわかってることが多い。


けれども、

自分自身が、その”悪いとこだよね”と人から言われることを

自分がしていることに、自分が気がつくのはむずかしいだろう。


だから、ちょっと生意気な言い方をすれば、”こういうのは、アスペルガーの悪いとこだよね”

っていう言い方は、当事者にとって、意外とあんまり役にたたないように思う。


その”悪いとこだよね”が、アスペルガーの人全てにあてはまるということはないから。


でも当事者にとっては、ただ、(その指摘部分が自分にあてはまるか否かは別にして)

”アスペルガーの私は、悪いんだ”っていう解釈に、わりとなってしまってるように思う。


少なくとも、私はそう言うところがあると思う。


指摘によって、気がつくこともあるけれど、迷惑な存在だ・・・という衝撃は大きいから。


そのときはやっぱり悲しいし、ショックだし、

自分なんか消えてしまったほうがいいんじゃないか

・・・くらいには、おもってしまう。


だから、私はきっと周囲の人にとって迷惑な存在なんだろう


・・・という考え方が、根底にあるのです。


実際、迷惑だろうということもしてると思うし・・・。



そういうこともあって、私は、一般就労を諦めました。


でも、それは、自分が迷惑な存在であるから、という理由ではなくて、


自分に無理することなく、いいところを伸ばせるようにしよう・・・と思ったから。



自分を、心のどこかで”否定”しながら、


それでも、自分には、何かいいところもあるだろう。



とりあえず、そう思うことにしたのです。



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