昨日のツイートのまとめです。



私自身、親子関係がいいとは言えなかったのだけど、比較的うまくいってる当事者さんの多くは、ゆったり育ってきた人が多いように感じます。


価値観を大切にされ、持ってるよいものを伸ばしてきた人が、大人になってからもそれなりにうまくいってるような印象を受けます。


とはいえ、親とて人間ですから、いつも子どもの価値観を大切にできないこともあると思います。親なら子どものためと、よかれと思って言ったり、したりすることもあると思います。そういうときがあっても、子どもの価値観をまず大切にする。特に発達障害のお子さんにとっては重要だと感じていま。


発達障害のお子さんが好んですることの多くが、本人の好きなこと、得意であることが多いです。それが必ずしも仕事に直結しなくても、それが生涯その子を精神的に支えるような趣味につながることもあります。そしてそれは、仕事をすると同じくらい、大事なことだと私は思います。


仕事は、その人の人生の一部です。仕事も大事ですが、自分が熱中できる趣味を持つことも、人が人生を豊かに生きるうえで大事なことのように思います。趣味を通して広がる人間関係もあるのではないでしょうか。


あくまで、いち成人当事者としてのひとつの意見として、

ご参考にしていただければ幸いです。


(ツイッターに投稿した文章を一部推敲・加筆しています。)



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よく、仕事仲間同士で


「あ~、もうこんな仕事やってられないよねぇ」


とか、


「あの人って、こうだよね~(えてしてよくない話が多い)」


とか、言いあうことってあります。



私が、字義通りに受け止めるせいなのか


(そこまで言うなら、やめればいいじゃない?)


(そこまで言うなら、付き合わなきゃいいじゃない?)


とか、ココロの中で思ってますが、もちろん、そんなことは言いません。



話を合わせて合意を示しつつ、


(こんな話はつまんないな~・・・誰か違う話題ふればいいのに)


・・・なんてことを考えたりしています。



たまに、タイミングよく(悪く?)そのうわさ話の人物が現れたりすることがあっても、そんなときはすばやく話題を変え

何もなかったように、楽しく話が続いたりします。


こんなとき私は


(すごい・・・なんという変わり身の早さだ)


と思いつつも、他の人にあわせて、何事もなかったように話をします。



いわゆる定型社会のこういうところは、本当にわからない、謎だらけだ・・・

と思って戸惑っていたのですが、最近になってやっとわかりました。


あれは、ストレス解消とともに、仲間意識を高めているのではないだろうか?


それでも、


(じゃ、楽しい話でもいいじゃないか?)


という疑問が残ります。


これはたぶん、

面白い話で笑いをとるのはけっこうむずかしい、

いわゆる、いい話では、仲間意識が高まるとはかぎらないときもあるから


・・・ではないだろうか。


と、これは私の想像なので、はずれてるかもしれません。



だけど、わかったとはいえ、愚痴はともかく、陰口は、


(後が怖い)


ような気がして、自分からは振らないようにしています。



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年賀状をくださった、仮にAさん、ということにしますね。


私は、なんとなくAさんに好感を持ってました。


一緒に仕事していて


「今日○○さん(私のこと)なんか眠そうですね」


とか


「○○さん、その質問、ちょっとへんですよ」


とか、すごくストレートに言う人でした。



でも逆に、私にとってはすごくわかりやすい、ありがたい存在でもあったんです。


Aさんの指摘で気がついたこと、たくさんあります。



Aさんは、私が想像する以上に、私を気遣っていたのだと、今になって思います。



だってAさんから、年賀状届くなんて、本当に”想定外”だったのだから。



もっと、Aさんの”思い”や”気遣い”を感じ取ることができていたらよかった・・・。





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先日、ある方から年賀状が届きました。


はっきりいって、それはすごく”想定外”の年賀状でした。

でも、それは、どちらかというと、嬉しい”想定外”でした。


今まであった、”いろんなこと”を、想像したら、

この年賀状一枚にこめられた”思い”が感じられたからです。


そして、心の奥底から、涙がこみあげてきたんです。


発達障害の私は、

時々人の気持ちがうまく汲み取れなくて失敗したり

人を傷つけることが多いのだけど、


たまには、こんなふうに

相手の気持ちに思いをはせるときもある


・・・そう、思うと

それもまた、嬉しいことだったのです。




私は心のどこかで、

『人の気持ちがわからない、冷たい人間だ』・・・と思っていたから。



もちろん、即、お返事書いて、

今日、投函してきました。


今年限りかもしれないけれど、でもそれでも

本当に、本当に嬉しい年賀状でした。





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昨年末、成人発達障害者の就労に関する番組がいくつか放送されていました。

今回視聴した『バリバラ』も、昨年末放送されたものの再放送で、

そのとき視聴できなかったので、今回視聴しました。


この手の番組には、がっかりさせられる確率が高いのだけど、

発達障害者の抱えている困難が、少しでも多くの人に知ってもらうためには、

内容はともかく、メディアで取り上げられること自体は悪い傾向じゃないと思い、

情報があれば、

期待半分、たぶんがっかりするだろう感半分で、視聴するようにしています。


でも、今回視聴した『バリバラ』は見事、期待していた割に、

本当にがっかりさせられた番組でした。


そのことは、ツイッター でもさんざんぼやいたのでここでは割愛します。


恐らく、番組に出演されていた当事者さんたちは、それなりに努力されてきただろう・・・とは思うのですが、残念ながら、そのあたりが、あまりにも軽く扱われていているような印象でした。


なんだか、皆さん、『障害をひょいと軽く乗り越えた』・・・という感じがして、

違和感を覚えました。


正直、発達障害者の就労は、『全然甘くない』状況です。


番組に出演された当事者さんのように、

『メモを書き終えるまで次の指示を待ってもらえる』

『一つの仕事に集中できるように配慮してもらえる』

・・・ような職場は、たとえ、障害をカムアウトしたところで、

なかなか、そのようにしてもらえるものではないのです。


だから、多くの成人当事者たちは転職を繰り返したり、

二次障害を悪化させたりしてしまうのです。


この番組の中で一つだけ希望の光が見えたことがあるとすれば、

それは、『発達障害者は、適切な支援があれば、安定して働くことができる』ということです。


ただ、今は不景気なこともあり、人員にも余裕がなく、

多くの職場には、番組に出てきたような支援ができる余裕が、ないのだと思います。


そして、企業や社会がこのような状況の中で、『発達障害者に支援を』と叫ぶのは

なんだかとても、KYであるようにも感じてしまいました。


それでも、成人発達障害当事者が安定して働ける職場がないと、今現在、学校などで配慮をされて、順調に成長している発達障害のお子さんの未来が、あまり明るいものではなくなってしまいます。


仮に今、中学生のお子さんが成人するころに、

成人発達障害者が安定して働ける職場が、あると思うでしょうか?


そのことを、今一度、考えていただければと思います。


成人発達障害者に、適切な支援を。

そのことを投げかけたのが、

今回放送の『バリバラ』の意味であるように私は感じました。



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